青汁のアトピー皮膚炎への効果とは?
アトピー皮膚炎に悩まされている人は、数多くいると思います。
その病名はかなり認知されていますが、現在ではその原因は明確になっていません。
最近の研究で考えられているのは、アトピー皮膚炎の原因は複合的なものではないかということです。
その複合的な要因の中でも腸内環境の悪化はアトピー皮膚炎に大きな
影響を与えているのではないかという考えも出てきています。
なぜなら、腸内環境が悪化すると、アトピー皮膚炎でない人でも肌荒れの原因となっているからです。
腸内環境が悪化し免疫力が低下することで肌荒れがおこりますが、その腸内環境の改善はアトピー皮膚炎にも
有効ではないかということで注目されているのです。
では、どのように腸内環境を整えればいいのでしょうか。
良い腸内環境とは善玉菌の数が悪玉菌の数を上回り、善玉菌が思う存分に働ける環境のことをいいます。
腸内環境を整えるといえば乳酸菌などが良いとされていますね。
しかし、それだけでは充分ではありません。菌も生物なので、食料に相当するものが必要です。
善玉菌は食物繊維を食料として活動するので、乳酸菌だけではなく食物繊維を摂取することも必要になります。
中でも青汁の材料である、ケール、大麦若葉、明日葉、桑の葉などには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を
整える食材として注目されています。
また美肌効果を高めるとされるビタミンやミネラルも、アトピー皮膚炎の軽減に有効ではないかと言われています。
ビタミンやミネラルは皮膚の外部からの刺激を保護する機能を高め、皮膚の免疫力をアップさせる栄養素です。
以上のように、肌をキレイにするためには体内からの栄養補給が重要になってくるのですが、現代では
野菜を食べることが少なくなってきていると言われていますよね。
また、仕事の都合などで食生活も不規則になりがちで、相当意識しなければ、不足した栄養を補うことはできません。
そんな中で青汁はビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているので、アトピー皮膚炎に効果的ではないかと言われるようになりました。
実際にケールを使用した青汁はアトピー皮膚炎を軽減させたという研究結果も出ています。
しかし、冒頭でも述べましたが、アトピー皮膚炎は原因が明確になっていません。
治療したいと願う人はすぐにでも飛びつきたいでしょうが、そこはグッとこらえて、まずは、ご自分の主治医と相談してみましょう。
処方されている薬やご自身の体質などで、青汁により弊害がでないか、しっかりと相談してから使用しましょう。